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2011年08月

08日

To Whom It May Concern

革新、を、説こうとすること、自体は、保守だ。
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2011年08月

08日

The End Of Summer Festivals

yurie02.jpg

2011年08月

06日

God's Child

朝露でびっしり濡れていたので、ベンチには座らずに、ベンチの横にしゃがんだ。サンダルの先から出ている足の爪の、赤いマニキュアが禿げている。どの指も、爪の根元の方から禿げていた。ちくしょう、寒い。辺りは少しずつ、明るくなる。

目の前に、大きな大きな大きな木が3本。これが垂乳根だと、その子は教えてくれた。ワタシは垂乳根をはじめて見た。木の横を何年も毎日通っているのに、ワタシはその時に垂乳根をはじめて見たし、それから垂乳根を見なかった。

幹がかすんでいる。太くなったり細くなったりした。葉っぱがかすんでいる。色も形もなくなった。遊具も揺れている。道を挟んで向こうのマンションも、その横に並んで止まっている車も靄に包まれていた。ああ、そうだ、コンタクトをしていない。肩と唇が震えはじめた。

人が通る気配がして、ワタシはその方を見て目を擦り、顔をかくした。また人が通る気配がして、ワタシはその方を見て目を擦り、顔をかくした。また人が通る気配がして、ワタシはその方を見て目を擦り、顔をかくした。

「らあ!」と呼ばれて顔をあげれば、その子だった。顔はよく見えず、怒っているのか笑っているのか泣いているのか、わからない時こちらの顔も、その全部の中間になった。その子は、バサッと何かワタシの顔の上にかける。瞬間に立ち上がって、それを掴んだなら、それは黒くて、、ジャケットだった。ワタシがいつも着ている黒いジャケットだった。「ちょっと」と、その子に向かって声をあげた時、その子はもうワタシに背中を向けて、向こうの方を歩いていた。

あのね。ワタシは帰りたいんだし。寒さに我慢ならなかったんだし。あのね。ワタシは帰りたいんだ。こんなジャケットいらないし。ちょっと。ワタシは帰りたいんだし。こんななんにもいらない。ワタシは帰りたいのだ。帰ってその子に謝りたかった。ワタシは帰りたい。

ちょっと!!!

思いっきり走って行って、その子の方に、ジャケットを投げつけた。途中で何かに躓いて、サンダルが両方とも脱げた。「余計な事をしないでくれるか!!!」と、言う前にその子が大声で泣いたから、びっくりしてワタシは立ち止まると、雨がドサーっと降ってきた。その子は一層大きく、雨の振り来る方に顔を向け、手をかざして泣いたのだ。

うぎゃーーーーー!!!!!っと泣いた。じゃばーーーーー!!!!!っと降ってきた。ぎょえーーーー!!!!!っと泣いた。どりゃーーーーー!!!!!っと降ってきた。

ワタシはどうしていいかわからずに、びしゃびしゃのジャケットを拾って、そっとその子にかけてみた。その子はジャケットをビリビリに引き裂いて、小さく引き裂いて、そこら中に撒いた。ジャケットは、辺り一面をくるくると舞い続けた。一片が、ワタシのサンダルをすくって、高く高く飛んでいった。

2011年08月

06日

Underground

男は、白いスウェットパンツに、白いシャツ、ベージュのニット帽をかぶり、薄いグリーンのスニーカーのかかとを潰して履いていた。ザッ、、。ザッ、、。ザッ、、。ザッ、、。誰もいない地下の駐車場。400台収容、とあるが、止まっている車は、1、、2、3、、4台。外から数度、大きなブザー音が聞こえた。遠くかすかには、若者がはしゃぐ声。男は、手ぶらで、両腕をぶらんとさせ、足を外側に開き、ゆっくり、ゆっくり、大股で歩いた。どこにも力を入れずに、なにをもなぎ倒しそうに歩いた。眉間に皺を寄せ、何度もため息をついた。右ポケットから携帯電話を出してスクロールし、すぐに戻してまたため息をついた。男は、前も上も下も見ていなかった。ザッ、、。ザッ、、。ザッ、、。ザッ、、。月がものすごい早さで左に移動した。

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